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塩水に漬け込むだけ!美味しく出来る“塩からあげ”

みなさん、こんにちは!
ちなぐくるにお越しいただき
ありがとうございます。

カリフォルニア在住のちーなです。

今回は、
我が家の定番になった塩からあげのレシピをご紹介します。

今まで作っていた唐揚げよりも簡単に美味しくできて、普段の夕食にもお弁当にもぴったりの一品です。

ポットラックに持って行ったら大好評でした〜!

この塩から揚げは簡単に作れるのが魅力。

レシピのポイントは、海水レベルの塩分濃度に近い塩水に鶏肉を漬け込むこと。以上!

たったそれだけなのに・・・
鶏肉が柔らかくなりジューシーに出来て、今まで作っていた唐揚げとは違った味わいが楽しめます。

材料も手軽に揃えられて作り方も簡単なので、
この塩から揚げをぜひ作ってみて家族や友人と一緒に味わってください!

目次

海水に漬けた鶏肉が柔らかくジューシーになる理由

塩水に鶏肉を漬けると柔らかくなるのは、浸透圧タンパク質の変化が関係している。

1.水分を引き込む効果
塩水に鶏肉を漬けると、塩水と内部の塩分濃度の差によって「塩水を取り込みたい!」と反応した結果、塩水が鶏肉の中に入って水分が増えるので、仕上がりがジューシーになります。

2.タンパク質のゆるみ
塩が鶏肉のタンパク質(筋繊維みたいなもの)がほぐれる作用があり加熱しても繊維がギュッと縮まらず、柔らかいまま保たれます。

筋繊維(きんせんい)とは、筋肉を構成する線維状の細胞で、筋肉細胞とも呼ばれます。

3.味が浸透しやすい
塩水に漬けると、1.水分を引き込む効果2.タンパク質のゆるみで鶏肉の中で水分と塩分が交換されやすくなるので、塩水の方がただの水よりも染み込みやすくなります。

ポイント
・塩水の濃度は3%にして水1リットルに塩30g【大さじ】
・漬ける時間は20分が理想。
・漬けすぎると逆にしょっぱくなるので注意を!

塩水で水分が浸透した鶏もも肉は、加熱時に水分が蒸発するのを防ぐので柔らかくジューシーに仕上がります。

材料(2〜3人前)

  • 鶏もも肉  3枚 合計約600g 
    胸もも肉は冷凍されていないもの、または自然解凍したものを使用。
  • 水    1リットル【1000 ml】
  • 塩    30g 【大さじ2杯】
  • 片栗粉  適量
    片栗粉がなければコーンスターチ
  • 油    適量

解凍されていない鶏肉を塩水に漬け込んで使用すると、塩水が浸透しにくくなり解凍後の鶏肉からも水分が出て味が薄くなるためです。

作り方

STEP
海水レベルの濃度の塩水を作ります。(濃度3%)この塩水は、鶏もも肉を漬け込む際の下味として重要な役割を果たします。

大きなボウルに水1リットル【1000ml】と塩30g【大さじ2杯】を加えて塩がなくなるまで、
よく混ぜて濃度30%の塩水を作っておきます。


海水は約96.6%の水と約3.4%の塩分で構成されていて濃度は3.4%なりますが、
私は、軽量スプーンでも図りやすい分量の濃度3%で作っていますが美味しく仕上がっています。

STEP
鶏もも肉をカットします。お好みのサイズでOKです!

鶏もも肉についている筋や筋余分な脂肪など取り除いて、食べやすい大きさにカットします。
今回は、子供も食べやすいように一口大に切りました。

STEP
①で作ったおいた塩水の入ったボウルにカットした鶏もも肉をに入れます。

この時、鶏もも肉全体に塩水がしっかりなじむようにして軽く揉み込んでいきま

STEP
鶏もも肉を塩水に20分漬け込んでいきます。肉の余分な水分や臭い成分が溶け出して臭みが取れる効果がある。※漬け込み過ぎると塩っぱくなるのでご注意を!
STEP
鶏もも肉の水分を切ります。

塩水に鶏もも肉を20分漬け込んで終わったら、鶏もも肉をザルに引きあげて水分を切ります。

STEP
片栗粉をまぶします。

塩水から引き上げた鶏もも肉に残っている水分は、キッチンペーパーで拭き取らずに、そのまま片栗粉をまぶしていきます。
片栗粉は、ダマになるくらいしっかりめにつけると衣がカリッとします。
揚げる前に、余分な粉を軽くはらい落としてから揚げていきましょう。

キッチンペーパーを使わない理由は、塩水に含まれる水分が鶏もも肉に染み込んでいて少し水分を残すことで、揚げた後にジューシーで柔らかい仕上がりになるためです。

STEP
油で揚げていきます。

揚げる前に、余分な粉を軽くはらい落としてから揚げていきましょう。

170度に熱した油で、4〜5分程度あげていきます。中までしっかり火が通るまで揚げてください。
余分な油を切ったら、出来上がりです!

※醤油などの調味料を使った唐揚げとは違って、揚げてるときにキツネ色にはならず仕上がりが白っぽいので、ちゃんと揚がってるのかが分かりづらいです。
から揚げを揚げ始めて4〜5分くらいして、菜箸をあてるとジジジジ…っと振動が伝わってきたら、から揚げが揚がったサインになります。

鶏肉の調理温度は74℃【165F】

STEP
お皿に盛り付けて完成!

衣がザクッと美味しく出来上がりました!
揚げたての塩から揚げにレモンをかけて食べるのも美味しくてオススメです。

片栗粉とコーンスターチの違い

片栗粉とコーンスターチが別物だと知りませんでした〜!笑
なぜなら、アメリカに引っ越して来たばかりの時に『片栗粉の代わりになるものはコーンスターチだよ。』と教えてもらったので、【日本の片栗粉=アメリカのコーンスターチ】で同じものだと今まで思っていました。

【片栗粉は、英語でpotato starch】で、アメリカのスーパーでも売られているところもあるようです。
家に片栗粉がない場合は、アメリカのスーパーでは普通にどこでも売られているコーンスターチで代用していました。
今、思えば揚げ上がりがちょっとだけ違ったかもしれない?けど、どちらを使っても美味しく出来上がっていました。

ということで、ちょっと片栗粉とコーンスターチの違いについて調べて比較表を作ってみました!

項目片栗粉コーンスターチ
原料じゃがいも(デンプン)トウモロコシ(デンプン)
白い。白い。
粒子の大きさ粒子が荒い。片栗粉よりも粉の粒子が細かい
揚げ上がりの食感カリッとした仕上がりになる。
衣がしっかりと固まる。
サクッと仕上がる。
衣が薄めに仕上げる。
仕上がりの色合い白っぽく仕上がる。若干、黄色っぽく仕上がる。
風味ほぼ無味無臭ほぼ無味無臭
主な使用国・地域日本などアジア圏世界各国(特に欧米で広く利用)

見た通り揚げ上がりの食感の違いはあるものの、から揚げの衣の材料として片栗粉とコーンスターチどちらを使っても基本的には大きな違いを感じることはなさそうです。
なので、片栗粉がない場合はコーンスターチを代用しましょう!
後は、揚げ上がりの食感の好みで片栗粉かコーンスターチを使い分けてみるのもいいですね。

まとめ

この塩から揚げを知ったキッカケは、たまたま見ていたギャル曽根さんのYouTubeチャンネルでした。

その動画で、ギャル曽根さんが運動会用のお弁当の内容を作りながら紹介していて、その中で「相撲部屋で教えてもらった塩水に漬けるだけで美味しくなる」と話していて、揚げ上がりの白い見た目のから揚げに興味津々!
材料が鶏もも肉、家にあった塩、片栗粉、油だけで早速、作ってみたら外はカリッと中はジューシーな仕上がりで美味しく出来て感動しました。
次の日でも、エアーフライヤーで温めればまた美味しく食べれます。

これからも我が家の定番メニューとしてよく登場しそうです。

↓こちらが、塩から揚げを作るキッカケになったギャル曽根さんの動画になります。
【お弁当】曽根家の運動会のお弁当!

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